失恋の傷はいつ癒える?ある日、恋人が豹変した私の失恋実体験。

今日のお話は、失恋の傷はいつ癒えるか?です。

よく耳にするテーマですが、正直なところ万人共通の答えは無いと言うのが現実です。


交際期間やどれくらい相手が好きだったかにもよりますし、別れ方にもよるでしょう。

しかし、誰にも共通して言えることがあります。


それはいつか失恋の傷は癒えるということです。


私にもあります。失恋の傷が痛くて痛くて何にも手が付かないほど苦しかったことが。

心に本当に穴が開いたのではないかと言うほどの虚無感。

相手の事ばかりが頭の中をめぐり、睡眠さえもまともに出来なくなりました。

極めつけは思い出に強く結びつくものを目にすると嘔吐をしてしまうことさえありました。


その失恋の傷でさえ今は癒えています。

どのような失恋だったのか。

どれくらいの期間で傷が癒えたのかをお話したいと思います。


当時の恋人とお付き合いをしていた20代前半。

お相手は控えめだけれども、交際期間が経つにつれて深い愛情を注いでくれました。

それもあり、付き合いはじめからどんどんお相手にはまっていきます。


しかし、相手は自分のことが好きだという自惚れ、自分が相手を守っているという勘違いから私がキツくあたってしまうことが増えます。

具体的には、相手は当時少し依存症なところがあり、私以外にも元恋人などへも連絡を取り合ってしまう人でした。

今ならそういう弱い気持ちも理解できる。でも当時の私にはそれがとても許せないことで、何かあるごとに強く叱責したり、相手を責めました。


相手の気持ちを考えるよりも、自分が裏切られた気がしてそれが許せませんでした。


そしてある時。急に連絡が途絶えてしまいます。

デートの約束をしていたのに電話をしてもメールをしても音沙汰がありません。

私は心配で心配で仕方がありませんでした。


それでも連絡の取れないまま日々が過ぎます。


そして唐突に終わりがやってきました。


共通の友人が私に言うのです。

『もうあいつには新しい恋人がいる。お前はストーカーみたいなことをしているんじゃないか?心配だよ。』


寝耳に水、青天の霹靂、どんな言葉をもってしても当時の衝撃を語れません。

お付き合いをしていた恋人が音信普通になり、ことも有ろうことか第三者から新しい恋人がいると聞かされる。

そして、心配をして連絡をしている自分はストーカー扱い??


この時、自分と言う人間が壊れておかしくなってしまったのを感じました。


後になって気づいたことですが。

その時のお相手は私と交際する前にストーカーに悩まされていたことがあり、交際前の私も相談に乗ったことがありました。


おそらく、新しい依存の対象として私を受け入れていたのが叱責して自分を責める私が相手の中で敵になってしまったのでしょう。

そして、すぐに自分を受け入れてくれて優しくしてくれる新しい恋人へその対象を移した。


つまるところ、相手が好きだったのは自分と言う存在ではなく、その時々に依存をさせてくれる相手。


その瞬間、私は過去の物となり、連絡をしてくるならばストーカー同然の扱いに格下げされたのです。


別れ話はもちろん、結果として相手と話し合うことは叶いませんでした。

一度だけ、相手の家の近くまで行き『せめて一度だけ話が出来ないか?』とメールをしました。

相手からやっと来た返信は...『怖いから止めてくれないか?正直迷惑だ。』


今となれば笑い話でしかありません。

つい先日まで恋人として甘い時間を過ごし、結婚の話までしていた相手が突然自分を邪魔者呼ばわり。


その瞬間やっと理解しました。

この恋愛はすでに終わっている。少なくとも相手は完全に次の恋愛に入り、私は邪魔者となっている。


正直、始めは相手を恨みました。

あれだけ好きと言ってくれて、これだけ好きにさせて急に裏切るのか?

さっさと新しい恋人に乗り換えて、自分には別れ話すらしない卑怯者。


それでも相手が好きで諦められない自分がいる。

そして自分の中に一つの誓約をたてました。


二人が付き合って一年目の記念日まであと一か月。

その日が来たならば相手をちゃんと諦めて、この恋愛を吹っ切ろう。

そしてちゃんと相手の幸せを願おうと。


もしかしたら相手だって心変わりがあるかも知れない。

本当にバカですが、そんなかすかな期待も持ちながら一カ月間を過ごしました。


もちろん、相手とは結局会うことも無く、別れ話をすることもなく一年目の記念日がやってきました。


それから二カ月たったころ、急に相手からメールが来ます。

借りていたCDを返したいから郵送で送ればいいのか?と。


私はそれくらい手渡しで受け取るからと伝え、仕事帰りにコンビニの駐車場で待ち合わせます。

そこに現れたのは、もう私の知る恋人ではありませんでした。


まるで他人のような素振り。

多少の皮肉と、心配を込めて新しい恋人はどう?と尋ねます。


すると、『今の恋人はとってもいい人だよ。』


本当に今となっては笑い話。まるで、お前と違ってとってもいい人とやり直しができたと言わんばかりではありませんか。


悔しい気持ちはありましたが...

それでも交際中に自分へ深い愛情を注いでくれたのは事実。

たとえ依存の対象として見られていただけであっても、交際中に確かな幸せを感じたのは事実なのです。


それからもしばらくは嫉妬や恨みなどの汚い感情が自分の中に居ましたが、今では本当に感謝しているのです。

たとえ少しの間でも、自分と付き合ってくれて、好きになってくれて感謝しかありません。

相手の幸せを本当に願っています。


たぶん、その気持ちが持てた時に私の失恋の傷は癒えたのです。


それでもそうなるまでに要した時間は長かった。

まず音信不通になり、新しい恋人がいると分かった瞬間に私に訪れたのは、それまでに感じたことのない強い不安、ベッドに入っても2時間も寝ていられない不眠症。

自分が裏切られたんだ、というどうしようもない絶望感。

なぜ自分だけがこんな目に、という妬み、嫉妬、恨み。


そんな不安定な状態が1っカ月以上も続き、心身ともに滅入っていきました。


そして、一年目の記念日に吹っ切ると決めていたものの、それからもどうしようもない孤独感が毎夜襲ってきます。

自分を愛してくれた人がいなくなった。自分を必要とする人間はもういないのだ、という虚無感。

しばらくの間、私は本当におかしかった。


夜な夜な車で出かけては、交際中に訪れた場所を一人で巡ってみたり。

一人きりになりたくなくて、休日には目的もなく人ごみの中を歩いたり。

そして、時折相手を想いだすと涙が止まらなくなったり。


失恋の傷が癒えるきっかけは、とことん落ち込んだあとにこれから先のことを考えた時だと思います。

別れて3か月を過ぎる頃にはこう考えるようになっていきました。

なぜあんな別れ方になってしまったのか?

どうすれば相手を幸せにできたのか?

もし、次に巡り合う人がいたとして、その人を幸せにするために自分のどこを変えればいいのか?


そしてそんなことを考えるうちに、行動にも変化が現れます。

まずは自分という人間を変えなくてはいけない。

相手をもっと思いやれる自分、相手へもっと優しくなれる自分、相手をちゃんと幸せにできる自分になるために。

その時の私が出した答えは、慣れ親しんだ地元を離れて自分を見つめなおすこと。


別れて半年くらいは毎日、失恋の傷が自分を痛めつけました。

それからさらに半年は、痛む傷を治すためにもがいていました。


そして別れてから一年を過ぎる頃、地元を離れた私は新たな土地で忙しい毎日を送り失恋を乗り越えたと思います。


ですので、失恋の傷が癒えるまでにかかったのは交際期間とほぼ同じ一年くらいでしょうか。


長話にお付き合いくださり、ありがとうございます。

もし、今まさに失恋の傷に苦しむ方がこのブログを目にされましたら伝えたいです。


失恋の傷は必ず癒えます。

でも苦しみと向き合うことでそれを乗り越えていけるので、つらいときには無理に明るくせず思い切り泣くのもいいと思います。

つらいときは、つらいと言って良いのです。

立ち直るのに、人それぞれのタイミングがあります。


私にとって、失恋に苦しむ一年間は必要なもの、必要な痛みだったのです。


本当に大好きだったけれど、きっともう二度と会えませんが相手の幸せを願っています。

そして私も幸せに向かって歩いていくのです。


そう、あなたも。


最後までお付き合いくださり、、ありがとうございます。

今後も実体験を交えたお話だったり、自分なりの考察を様々な分野で書いていきますので、お時間のある時にはいつでもお立ち寄りください。


あなたに幸せがあることを願って。

悩みのエリクサー

心、外見、恋愛、結婚、性、仕事、お金、借金、コンプレックス。 生きていれば色んな悩みがある。 悩めるあなたのエリクサー(万能薬)となれるよう、自身の人生経験から得たものをお話していきます。 いつでも気軽にお立ち寄りください。 スマホからアクセスの場合、右上の横3本線をクリックで全メニューが表示されます。

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